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2050年ネットゼロ・今のままでは困難?
日本政府が掲げた「2050年ネットゼロ」とは、経済活動・人間生活上において完全にCO2排出をゼロにすることは難しいので、排出から吸収、除去を差し引くことで「ニュートラル(中立)」な状態にすることを意味しています。
2050年ネットゼロを達成するためには、現在の温室効果ガスの排出量を各業界で「億トン単位」で削減をする必要性があり、そのためにはさまざまな技術や戦略の開発・導入が必要です。
脱炭素化の軽視はビジネスリスクになる?!
世界の経済活動において、サプライチェーン全体の脱炭素化を求める動きは近年拡大し、取り組みの要求レベルが急速に高まっています。
2020年7月21日、米アップルでは事業全体、製造サプライチェーン、製品ライフサイクルすべてを通じて、ネットゼロにすることを目指すことを表明しました。
日本の自動車業界でも、部品製造段階からCO2排出量実質ゼロを目指した取り組みが行われており、サプライチェーン全体に脱炭素化を求める動きが拡大しています。
それにより、近い将来、中堅・中小製造企業への脱炭素化への取り組みの要求レベルも高まってくると予測されています。ビジネスの流れから取り残されない為にも、脱炭素化経営の基盤を構築しておくことが肝心です。
脱炭素経営とは、企業が地球温暖化対策として、温室効果ガスの排出削減や再生可能エネルギーの導入などを通じて、地球環境に配慮した経営を行うことを指します。
脱炭素経営に取り組まない場合、以下のようなリスク発生すると予測されています。
リスク1)競争力の低下
全世界的に環境に配慮した製品やサービスが求められるようになっている一方、脱炭素化に取り組まない企業は、製品・サービスが環境負荷を増加させているとみなされることにより、ブランド力が損なわれ、競争力が低下する可能性があります。
リスク2)法規制の強化
世界的にCO2排出削減目標が設定され、法規制の強化が進んでいるため、企業が法律に違反する行為を行うと、罰金や損害賠償などの法的なリスクが発生する可能性があります。
リスク3)投資家や顧客からの信頼喪失
脱炭素経営が求められる時代において、投資家や顧客から脱炭素化に取り組まない企業に対して批判的な目が向けられ、信頼を失う可能性があります。
リスク4)従業員からの離職や採用難
企業の脱炭素化に対する取り組みが不十分な場合、従業員の離職、新たな人材の採用が困難になると予測されています。
中堅・中小企業の脱炭素経営はエネルギー削減から
中堅・中小製造企業の脱炭素経営の取り組みにおいて、エネルギーコストを下げることが、重要な要素と言えます。その理由はすぐに効果に表れ、コストダウンに直結するからです。
エネルギーコストをさげることで、競合他社よりも製品やサービスを低コストで生産・提供可能になるのはもちろんのことですが、エネルギーコストを削減することで、CO2排出量を削減することに直結し、環境を配慮している製品として、付加価値があがり、企業の競争力を上げることができます。脱炭素経営に取り組むことで、リスク回避するばかりでなく、他社より優位に立つことで、ビジネスチャンスに繋げることができます。
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