弊社が提供する「軽量防熱蓋」は炉の放熱エネルギーロスを抑えたいという
お悩みを解決する方法として使用されています。
「軽量防熱蓋」を使用することで省エネ効果とエネルギーコストを抑制するとともに、
溶湯温度のドロップを防ぐことで製品の質の向上が期待できます。
本日はさらに、もう1つのお悩みを抱えるお客様のご要望にお応えした、
事例について紹介いたします。
1.「腰が痛い!」お客様のお悩み
鋳造現場での作業において、炉の蓋を開け閉めする作業は重要ですが
同時に作業者の負担も大きな課題です。
軽量防熱蓋はAESという断熱性のクロスを使用して製作しているため
片手で開閉できるほど軽量になっており、
鉄でできた蓋よりも作業者にかかる負担はとても少なくなります。
しかしこちらのお客様の現場では溶解炉の蓋が低い位置にあるため
作業者は腰を曲げて蓋を開け閉めする作業を行っておりました。
このような作業は作業効率が損なわれるだけでなく、
腰への負担も大きくなります。
2. 解決方法
そこで、作業者の腰の負担を軽減し、作業効率を向上させるために
防熱蓋の持ち手を従来よりも長くするように蓋の設計に改良を加えました。

新しい防熱蓋の持ち手の長さは、作業者が腰を曲げずに作業が行えるよう配慮されており
腰へ負担をかけずに炉の蓋を開閉できるようになりました。
作業者はより楽な姿勢で作業することができ、作業全体のスムーズさや効率性につながりました。
3.さらにこんなメリットが!
溶湯の温度は750~800℃、炉の温度は1000℃以上になります。
持ち手を長くすることで高温の炉から距離をおいて作業できるようになり
作業者の労働環境の改善にもつながりました。
【低床位置用】軽量防熱蓋実物の画像↓

まとめ
お客様の現場の炉の形や環境に合わせ軽量防熱蓋をカスタマイズすることにより、
お困りごとが解決された事例を紹介させていただきました。
現場で起こる様々なお困りごとを当社のノウハウや事例を活用することで
問題解決のサポートをさせて頂きます。
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